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2017.07.26 | 経営

今月の読書 ホリエモンが考えるAI普及後の日本

7月といえば、所得税の減額承認申請の時期です。

減額承認申請とは、廃業や休業、業績不振などにより、昨年と経営状況が大きく変わったという個人事業主の方が、所得税の予定納税の減額を申請する制度をいいます。

「今月の読書」では、世の中で話題になっている本を読んでみて、感じたことを書かせていただきます。今回は、堀江貴文さんの「好きなことだけで生きていく」です。

 

1.Amazonの内容紹介

「断言しよう。人は好きなことだけして生きていける。それは、例外なく、あなたも」 自分の人生を無駄にしている人へ伝えたい。 自分の「時間」を取り戻す生き方―

ベストセラー著者・ホリエモンの後悔しない生き方・働き方論、決定版。他人、時間、組織、お金などにふりまわされず、「好き」を生きがいにするため、どう考え、行動すればいいのかを明快に説く! はじめの一歩を踏みだすことができない不器用な人たちに勇気を与える、最強の人生指南書。SNS全盛期時代の脱・企業、脱・組織、脱・学校論についても語る!

【本書の構成】

第1章 僕が唯一背中を押せる場所

第2章 はじめの一歩はノーリスク・ハイリターン

第3章 僕らには無駄なものが多すぎる

第4章 「好きなこと」だけするためのスキル

第5章 不器用なあなたに伝えたいこと

おわりに 僕の好きなことは「おせっかい」なのかもしれない

ホリエモンの思考を盗む場所/リーダーに能力はいらない/「でも」が口癖の人は、仕事がなくなる/働かないことは悪いことなのか/自分が本当にやりたいことにリスクをかける/なぜ大企業を信用しているのか!?/個人の飲食店最強説/稼ぐだけなら「コミュ力0」でいい/悪平等意識を取っ払う/無駄な質問・三原則/社会の仕組みを理解する/一次情報を取っている人が生き残る

 

2.感想「AI普及後の日本の未来は明るい!?」

皆さんは「ベーシックインカム」という制度をご存知でしょうか?わたしは、この本を読んで初めて知りました。ベーシックインカムとは、政府が国民に一定額の現金を支給する制度のことだそうです。就労や資産の有無にかかわらず全ての個人に対して、最低限必要なお金を無条件で給付する制度を指します。

AIが進化発展をすることで、いま人間が行っている多くの職業が失われるといわれています。筆頭は「会計士・税理士」だそうですが…。先述のベーシックインカム制度が導入されている世の中では、職を失った人々が大勢いたとしても、生きていくのに最低限必要なお金は政府から支給されるため、「生きていくために働く」必要がなくなります。AIを使いこなし、「本気で働いてもっと稼ぎたい!」という一部の人だけが、仕事に邁進し、高い所得を得るという世の中になるということです。

財源の問題や実現できるかどうかは別として、面白い視点だなと思いましたし、大変参考になりました。「宝くじ当たったら仕事をやめよう」という、知人の言葉を思い出しましたが、もしも今の仕事はAIに任せ、「働かない」ことが選択肢の一つとなり、「自分の好きなこと」だけして生きていける世の中が現実となったら、どんな選択をしますか?

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