ガリガリ君といえば、みなさん一度は食べたことがある国民的人気のアイスですよね?私の二人の息子も大好きです(いまだに私も食べています)。
「理念と経営」2017年7月号にガリガリ君の開発秘話が載っていましたので、ご紹介します。
■ピンチのときに始まった新商品開発
ガリガリ君の開発が赤城乳業でスタートしたのは1970年代のオイルショック後。当時の主力製品であるかき氷アイスが消費の冷え込みによって売上が激減したことから、主力製品に代わる新製品開発に踏み切ったそうです。
■最初に行ったコンセプト作り
当時の開発担当だった鈴木政次さん(現監査役)が最初に行ったのは、コンセプト作りだったそうです。ターゲットのイメージは「元気に遊んで汗をかいて帰る途中の子供たちがアイスを食べてクールダウンするイメージ」。どんなお客様に売りたいかがはっきりすることで、製品の要素が決まっていったようです。
■ターゲットが決まることで見えてきた製品の姿
たとえば、「ワンハンドのかき氷のアイス」。当時は、片手で食べられる棒の付いたアイスは、お行儀が悪いという風潮が強かったそうですが、過去を否定し、子どもたちが遊びながら食べることを考えれば、ワンハンドのほうが喜ばれる。さらに「でかい、安い、当たり付き、おいしい」と、お客様である子どもたちが喜びそうなコンセプトを掲げていったということでした。
■理想のお客様像を考える
マーケティングの世界では、自分の考える理想のお客様像を「ペルソナ」というそうです。今回のガリガリ君の開発秘話を読んで、業種は異なりますが、たとえば会計事務所としても自分にとってのペルソナを考えることが重要であると改めて考えさせられました。
理念と経営2017年7月号p70参照
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