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2024.07.22 | 経営

「値下げ」が事業に与える影響とは?

まず最初に質問です。


売上100

仕入70

粗利益30(売上-仕入)粗利率30%


という商売があります。

このとき、売り値を15%値引きをして売ったら、

粗利益は、いくら減るでしょうか?

答えは・・・↓

 

 

 

 

 

 

 


売上85(100-15)

仕入70

粗利益15(売上-仕入)粗利率15%


実は売り値を15%値引きしただけなのに、今回の例のように

儲け(粗利益)は「半分」になってしまうこともあるんです。

 

「値下げして買いやすくすれば、今より売り上げが伸びるかな」

とあなたも悩んだことがあるかもしれません。

私もその気持ち、とてもよくわかります。

 

ビジネスにおいて値下げは一見すると魅力的に映ります。

売上を増やし、お客さんの関心を引く手段として

使われることが多いですね。

しかし、値下げには慎重にならなければならない面もあります。

 

今回の例のような利益率の低下以外にも

ブランド価値の低下、お客さんの価値認識が下がってしまうなどの

長期的な影響があるからです。

 

これらの要因からも値下げは慎重に検討されるべき戦略ですし

中小企業はむしろ「いかに高く買っていただくか」を工夫していくことが

大切なのかもしれません。

ご参考にしてください。

松橋丈雄(税理士・長野市)

 

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