その日は長男と二人で一緒に夕飯を食べようとでかけました。
「何がいい?」と聞くと、成長期の息子は「ハンバーグが食べたい」とのこと。
そこで近所のハンバーグ屋さんに入ることにしました。
夕飯には少し早めの時間帯だったのですが、
休日だったためか既に6割程度客席が埋まっており、お店はにぎわっていました。
店員さんに席に通されて、メニューを見ながら何を食べようか
二人で相談しながら考えてました。
よくある普通のメニューだったんですが、ある一箇所がすごく気になったんです。
それは生ビールだったんですが、
「世界でココだけでしか飲めない生ビール!」が妙に気になって
その日は、とくにお酒を飲むつもりも無かったんですが、
思わず「コレください」と注文してしまいました(笑)
特別感をつくる
先程のビールがなぜ「世界でココだけ」なのかと言えば
「自社醸造」だから。
いま思うとその時の私は、「これを逃したら次に飲めるチャンスは無いかも」と
一瞬考えたんですね。だから注文したんだと思います。
これはマーケティングの用語で「限定効果」といいます。
数量限定、期間限定、ロイヤルカスタマー様限定というものですね。
人は「限定」に弱いということを改めて自分が経験しました(笑)
ただ今回言いたかったのは「限定効果」あるよね、という話ではないんです。
実はどのビジネスも「世界でココだけ」なんだということに気づいた
いまや世の中の商品もサービスもあらゆるものがコモディティ化、一般化されています。
売ろうとしている商品、サービスそのものでは差別化が難しい。
でも商品、サービスを売っている「人」はまさに世界でココだけにしかいません。
そう考えるとお客さんから「あなたから買いたい」と思われる売り手であることも
一つの差別化なんだと思いますし、とても強い「限定効果」ですよね。
あなたのビジネスに活かせるヒントになればうれしいです。
次回は、さらに具体的な戦略や成功事例をお届けします。お楽しみに!
松橋丈雄(税理士・長野)
受付/平日9:00~18:00
(土日祝除く)