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2024.08.26 | 経営

薪をくべる男

 

夏の連休中、「一人サウナ」を体験してきました。

休み前はタフな仕事の連続だったので、

頭と体をからっぽして、リフレッシュすることが目的です。

 

山のなかにある個室サウナ付きの宿泊施設に行ったのですが、

そこのサウナは薪ストーブのような形をしていて、薪をくべて、

その薪を燃やした熱でサウナを温めます。

その施設は薪をくべるところから自分で体験することができる施設です。

 

結構キャンプも経験しているので、火起こしとかは得意なはずなんですが、

ストーブになっていると勝手が違ってなかなか火がつきませんでした。

 

30分位格闘をしていましたが、なかなか火が起きません。

次第にサウナに入ると言う目的よりも、

火をつけて大きく燃えることの方が目的になっていきました。

というか、意地になっていました(;’∀’)

 

火を起こす順番としては、①着火剤に火をつける。

②小さな小枝や細い木にその火を着火させる。

③少し太めの枝などに火を移していく④太い薪に火をつけるといった順番で、

だんだん火を大きくしていくのですが、

火が大きくなる前に消えてしまうのです。

 

2回位失敗した後にやっと木を入れすぎているかもしれない

言うことに気づきました。

そこでたくさん入れていた木を減らしたところ、

急に火が勢い良く燃え始めたのです。

おそらく木を入れすぎていたことで、空気の循環が悪くなり、

火が消えてしまっていたのだと言うことがわかりました。

 

少しずつ大きな木に火がつき始めると、

ストーブの窯の中の温度が上がっていきます。

温度が上がっていくと、今度は多少乱暴に大きな薪を入れてもすぐに火がつくようになり、

次第にストーブ全体の温度が上がり、サウナの温度も上がっていきました。

 

1時間位サウナの中で格闘をしていましたが、

炎が安定し出した頃には、汗だくになりながら、

達成感と楽しさを覚えていました。我ながら単純です(笑)

 

 

仕事や日常を忘れてのんびりするはずでしたが、ストーブの火を見ていると

火が小さいうちは大きくすることが難しく不安定で、火が大きくなってくると、

多少の困難はあっても成長していきます。

 

そんな様子を見ながら「何か創業時の事業と似てるな」と気づいたら考えていたりして

完全に仕事を忘れる事は難しい自分にも気づかされました(笑)

 

事業はいろんなものに例えられますが、

例えば「雪の降り積もった坂の上にある大きな雪玉」

をイメージする人もいます。

 

この雪玉は転がそうとする時、一番最初が一番大変でしんどいです。

大きくて重いので止まったままの状態では、

いくら押してもなかなか前に進みません。

 

ところが、この雪玉が1回でも坂の上から転がり出すと

後は勢いがついて転がしていくのは、どんどん簡単になっていきます。

しかも雪玉は、坂の上を転がっていくうちに

周りの雪を取り込みながら雪玉自体もどんどん大きくなっていくため、

勢いもそれに比例して大きくなっていきます。

 

この雪玉と同じように、起業もスタートのときが一番大変でしんどいです。

僕たちのお客様は、創業間もない会社の経営者の方も多いです。

起業当初の一番パワーが必要なところだからこそ、

背中を後押しできる仕事をしたいなと改めて感じました。

 

P.S.最後には自分で火起こししたサウナも体験できました。

ヒグラシを聞きながら入る水風呂で整ってリフレッシュできました。

場所は戸隠高原です。

よろしければ是非体験してみてください。おススメです。

 

松橋丈雄(税理士・長野市)

 

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